非日常はまだまだある。
あの頃は幸せだった…と過去を懐かしみ今を悔いる、っていうシチュエーションにはなりたくないけど。
幸せな今は今の「あの頃」を備忘録として残すのだ。
会社の人とどーしてもうまくいかなくて(私だけでなく全体的にギクシャク。人数少ない同士で年中顔を合わせてると煮詰まるっていう、単純な理由もある)、仕事が早く終わった某日、Sさんに今日呑めないかLINE。飲みたい気分なの?といいつつ上野界隈で待ち合わせ、寿司を奢ってくれ、かつその愚痴を聞いてくれた。
貴方は私情が入りすぎ、仕事はもっと淡々と。主張するところは主張して、それで相手が変わらないならもうこっちのせいじゃないの、会社のせいだから気に病むことはないの。
この年で恥ずかしいような愚痴にビシビシ、アドバイスいただく。
よく、「女は悩み相談したとき、アドバイスがほしいんじゃない。ただ聞いて、共感してもらいたいのだ」説あるでしょ?この時の私はそんなことなくて、具体的なアドバイスがありがたく、素直に拝聴できた。
プライドも外して、素直に人の話を聞けるようになったのかもしれない。
それで結構飲んでしまって、、、
初めての(私は)!
ラブホに泊まって、幼少時の!おとーさん以来の(数十年ぶりの!)一緒にお風呂にはいってしまいました。(男と風呂なんて温泉でも入らないよ!ずっと独り暮らしだからラブホ不要だよ!)
うんうん、四十越えでも未経験なものはいっぱいあるということで。
アメニティ充実!ビデオも観られて風呂も大きくてレンジまである。
これでビジネスホテルより安いってどういうこと~
朝。コーヒーだけ飲んで生まれて初めて迎える、見知らぬ町の朝。朝八時には出社というSさんと交差点で別れてから、一駅歩いていつもと違う地下鉄に乗って、会社の近くの喫茶店でクロックムッシュトーストとコーヒーを飲んだ。いつもの出勤が、角度を変えただけで全然違うように思えた。
そして、なんか、いろいろスルーして、悩まずに一日終えられた。
ふいに来る非日常は、まだまだ転がっている。