htoko’s blog

44歳会社員、女、バツイチ、子供なしの忘備録

この世界の片隅で

原作ファンからしたらおこがましいけど、拝借。素敵な台詞だと思う。

「ありがとう、この世界の片隅で、うちを見つけてくれて」

 

Sさんも私もなんだか仕事がうまくいっていない。さえないけど、週末でささやかな楽しみ、喜びを見出す日々。

 

土曜、Sさんは別れた子どもと昼ごはんを食べてから来るというので、私はゆっくり部屋掃除。

4時前に近くの駅で会って、久々に涼しかったのでうちのへんまで2駅分、散歩した。

Sさんがぽつぽつ話してくれた。子どもさんと回転寿司を食べて、本屋やコンビニに寄ったりして、楽しく過ごせた。けど、いつもバイバイと別れて、後姿を見送ったときに、涙が出るという。そして、本人たちの話から察するに、相手(元妻)に新しい相手ができたのではないかと。

相手に新しい相手が、と考えたときの気持ちは想像できなくもない。だけど、離婚して親権を失った親が、子どもは今は会ってくれるけど、成長するにつれて距離がだんだん遠のいていく、新しいお父さんもできるかもしれない。そう思い至ったときの悲しみを、私は想像できない。

想像できないけど、その喪失感は相当なものだと思う。

 

二人で公園のベンチに座って、バドミントンやサッカーに興じる親子を眺めた。

そのあと、私の近所の小料理屋で、誕生日会と称して奢ってくれた。入店したら、ちょうど金足農業の吉田君がインタビューを受けていて、マスターが「逆転サヨナラ2ランスクイズでしたよ」と教えてくれた。100回記念大会、準々決勝、金足農業VS近江。これで打ち解けて、常連さんとも話せて、お刺身も日本酒も美味しくて、とても楽しく過ごした。

 

日曜、そうめんとトマト卵炒め、サバマヨネーズ、ちゃんと一緒に作って食べた。都内に出てコンパクトカメラを買って、歌舞伎座勝鬨橋まで歩いて夕焼けを見た。

築地はそろそろ移転なのかなあ、寂しくなって写真を撮った。

 

銀座ライオン系列の割引券があったので、銀座ライオン本店に行ったら、ちょっと思ったより高くて、新橋まで歩いた。2人で2回行った店で、美味しいね、美味しいねとハッピーアワーのセットとビールで食べた。駅のホームまで見送ってくれた。

そういえば新橋で会ったんだった。

新橋で見つけてくれて、一緒にご飯食べてくれて

ありがとう。

 

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