好きな人とオリンピック
ソチ五輪、浅田真央選手がショート16位からのフリー巻き返しで総合5位。4年前だから2014年。
その前、2010年バンクーバー五輪で浅田真央選手はキム・ヨナ選手と争って銀メダル。
浅田選手に関係なくて恐縮だけど、二回とも観戦が心ここにあらずというか、何か精神的に切羽詰まっていて、食べ物の味もしない時期で、放心してテレビを観ていた記憶がある。
離婚が2012年だから、バンクーバーの時は浮気発覚でもめていたっけか。2014年はもう離婚からは吹っ切ったはずだけど、別の理由で切羽詰まっていたか。その前にも何回かオリンピックはあって、元夫と観たこともあったはずだけど、忘却の彼方。
このように、食べ物の味がしないぐらい精神的に追い詰められる時期があっても、体重が8キロ減っても、今は忘却の彼方というか、なんで切羽詰まっていたか、記憶がおぼろげになってきて、体重もとうに戻りさらに超える。時が解決する、は私の場合、真理だ。
夏のリオ五輪。その時一瞬付き合った人と、卓球の水谷選手とか、6人制ラグビーとか、うちで観た。女子バドミントンが金メダル取った日に公園でバドミントンした。直近の五輪だから覚えているのか。たぶんそうだろうな。忘れていくんだろう。
さてこの平昌五輪。私はオリンピックは好きなので今回も結構ちゃんとみている。Sさんはラグビーは高校の地区予選を見るほど好きで、うちのJ Sportsチャンネルを使いこなすようになってしまったが、オリンピックは「ニュースで観ればいい」程度らしい。極端だな。
さて金曜、互いの仕事帰りで待ち合わせて、安美味系の焼き鳥屋の後、カラオケ2時間も行ってしまい(私カラオケほとんど行かないのに。2時間もサシで歌えるほどのレパートリーがないのに。そして二人とも何歌ってたかあまり覚えてない。非日常がどんどん掘り起こされ中)、うちでも飲んで果てる。土曜午前中、一緒に目覚めて、Sさんはスーツのままうちに来てしまったのと、明日息子さんに会ったりいろいろやることがあって、昼過ぎには帰らなきゃという。気を使ってくれて昼ごはんはどこかで食べようという。
さて、羽生弓弦選手のフリーが二時ぐらいにある。
一緒に観たいけど二時は一時間以上ある。けど一時間待てば一緒に観られる。。。
とちょっと中途半端な時間帯。
近所に持ち帰りのピザ屋があったのを思い出した。
食べながら見る?いいね、そうしよう。最終第六グループの滑走まであと三十分ある。
ピザとグラタンを持ち帰って、食べながら観た。ビールも半分こした。Sさんはフィギュアは元々興味なかったそうだけど、いやいやそこは羽生選手が連覇するか、宇野選手はメダル絡めるのかという瞬間。左上の技術点を気にして、何度も立ち上がって確認してた。二人の金、銀ももちろん凄いけど、中国の金選手やフェルナンデス選手がきっといい性格だね、仲良しだね、と言っていた。
この先、できたらずっと一緒にオリンピックを観たいけど。(できれば、もうちょっと興味持ってもらって。さっきの小平選手の金メダルの瞬間もライン来なくなったのでたぶん寝たんだろう)
この日ピザとグラタン食べながらオリンピック観た日のことはずっと覚えておこうと思う。