htoko’s blog

44歳会社員、女、バツイチ、子供なしの忘備録

2019年正月忘備録

遅くなりましたがあけましておめでとうございます。

今年の目標、息をするように書く。

年末年始、Sさんとのことをメモ。

 

30日

予定より1時間早くうちに来てくれた。

明太子スパ食べて近所の海鮮せんベロ系居酒屋へ。お互いに28で仕事納めだったので、疲れていたけど美味しく食べた。

そのあと、創業50年のお母さんの店でマグロ脳天と熱燗で乾杯した。

幸せ過ぎた。

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のうてーん(至福)

 

31日

朝からカーテン洗濯(カビ落ちないので2回)、台所、掃除機などなど。夕方になっちゃったので急いでおでんの具材、刺身、酒など買い出し。紅白見ながら食べた。

私はここ数年独りで紅白を見ていたので、人と歳が越せるのが幸せだった。近くに神社があって、Sさんが行ってみようというので出たら神輿も出る盛況で、甘酒も配ってて、近くに住んでたのに今更こんなことになってたと知った。人が行動を引っ張ってくれるってあるなあ。

 

1日

刺身とおでんで二回目の乾杯。少し近所を散歩して、夜は手巻き寿司食べた。

 

2日

Sさんはすっ飛んで秩父宮へ(ラグビー好き)。私は生姜湯をすいとうに詰めて(去年も行ったが恐ろしく寒かったのだ)お弁当を買って、後から合流。「いい席が取れなかった~」と嘆いていたけど、スタンド側であったかくて、試合も応援したほうが勝って楽しかった(明治VS早稲田、帝京VS天理を見た。帝京はV10がかかっていたが負けた)。ラグビー、やっとルールが少しずつわかるようになってきた。コラプシングとか。ノットリリースザボールとか。

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人の頭が集まりすぎてなめらか曲線に

 

Sさんのいとこたちと呑もうとなっていたけどなんか中止になり、Sさんもなんか寒気がするというので元々帰る予定だったけど、具合悪そうに帰ってしまった。次の日病院行ったらインフルAだったという。。

(私、予防注射打ったからかな。移らなかった)

 

3日

実家に行く。今年は例年より楽しかった。年に1回しか帰らないけど。

 

4~6日

友達とは忘年会であらかた会ってしまったし、やることがあったので独りで過ごした。Sさんがいないとあっという間に独りのスタイルに戻ってしまう。寂しい。長年連れ添った夫婦がどちらかに先立たれて、、ってどれだけ寂しいんだろう 怖い。

 

そして今日から働き始めました。今年も乗りこなしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

週末

平日、連日帰りが遅くてくたくた。

土曜、映画の日なのでSさんとボヘミアンラプソディでも観ようとネットで予約しようとしたらすでにどこも満席。『華氏119』にした。

日比谷ミッドタウン前で待ち合わせ、シャンテ一階のオシャレパン屋でサンドイッチ買って食べた。前から三列目で目が疲れたけど面白かった。

 

映画館を出たら五時前、Sさんはお腹が空いていた。電車でうちの地元に帰り、初めて行く焼き鳥屋とボトル入れた店で飲んで帰った。

 

日曜、Sさんはラグビーの早稲田明治戦が見たいのでテレビ前でスタンバイ。親からもラインが来ていた。応援してるほうが負けてしまった。

 

この日唯一の外出、サミットまで行って食材買って、すき焼きで食べた。Sさんは明日早いので七時半ぐらいに帰った。駅まで送った。一人でM1グランプリを見た。

 

そういや去年の今も日中うちでラグビーを見て、蒲田に出て餃子を食べて2軒目でM1グランプリを見たことを思い出した。このときはトロサーモンが優勝していた。

 

一年たったんだなー、と思った。

同い年に乾杯

呑もう呑もうと言って、お子さんを実母に預けないとで伸び伸びになっていた同い年の人と、地元の美味しい串焼き屋&創業50年超の地元の店でハシゴ飲み。義両親との同居の辛さ、仕事のパワハラ話を聞き、ひどさに返す言葉がなかったところにねぎま、レバー、ぼんじりが届く。

外食自体が久しぶりという。彼女の「うそ、何これ美味しい」の言葉に泣きそうになった。呑んで食べても2000円ぐらいな良心的な店。美味しいでしょう。私何も助けてあげられないけど、こんくらいは。一緒に美味しいもの食べよう。

二軒目のおかあさんが、うちは移転してから創業45周年だと言った。

「あ、同い年だ」

「え、私も」

 

同い年に乾杯した。

忙しかった週末

ささやかな幸せがありがたい。

忘れたくないので書いておこう。

 

土曜、Sさんと駅ドトールで待ち合わせる。1時間ぐらい仕事・作業して、立ち食い焼きそば(うまい安いで評判)の店で焼きそばを食べた。

 

その後、ローカル電車に乗ってうちまで帰り、急いで私がかつて十数年かかわったイベント会場へ。Sさんとイベントのみんなが一緒にいる光景は不思議だった。

 

イベント的な演出がある映画を観たのだけど、私は連れて行った手前、Sさんに楽しんでほしかった。長い映画だったけど、途中でSさんが「これ、面白いね」と言ったのでホッとした。

 

揚げまんじゅうのお土産(差し入れ)を皆さんにあげて、地元のこないだ見つけた安くて対応がいい焼き鳥屋さんで、日付が変わるまで食べた

 

相手の交友関係の場に連れ出されるのが嫌な人もいるだろう(私もわりとそう)

しかし、Sさんは「僕は自分がないので」と、文句一つ言わず、むしろ面白がってついてきてくれる。

感謝しきりである。

 

昔の仲間は優しく迎えてくれて、Sさんのことも察して迎えてたけど、じろじろ見る人がいて「どの人?彼氏?」と言われて不快だった。

昔から苦手な人なのに、なぜかこうやって顔を合わす。

 

その後、地元で見つけた安くておいしくて、傘を貸してくれるなど応対の親切な焼き鳥やで、12時半ぐらいまでビールと焼き鯖、焼き鳥で乾杯した。

写真撮影の手伝いを頼まれたので、私は久々に会場を動き回ったこともあってクタクタ。

ビールとおいしい料理と、好きな人と映画の話ができて私は幸せだった。

 

日曜はSさんの大好きなラグビーを観に、早起きして秩父宮へ。

朝はカップラーメンと「悪魔のおにぎり」(そんなにおいしいかな?おいしかったけど、評判ほどは、、)

 

秩父宮についたらSさんがいい席を取ろうとダッシュするのでびびった笑

慶應VS明治(慶應が逆転勝ち)、帝京VS早稲田(帝京圧勝)という好カードらしく、熱気にあふれていた。

いい席を取ろうと二手に分かれたけど、私がフィールドの景色の写真を撮ってラインで送ったらそこに会社の元知り合いが写っていたらしい(なんたる偶然)。

その後、信濃町まで歩いてプロントでSさんは仕事、私は新聞を読んで(もうクタクタだった)、四谷三丁目→四谷まで歩いた。

「金太郎」っていうもつ鍋に入って、二人でいっぱい食べて、一人2400円ぐらいだった。

ラグビーの帰りはまた来ようね」と言った。

 

この日、同窓会があって、私は仕事でいけないとメールをした。

後ろめたかったけど、一人だったらメールするのに勇気いったと思う。

行きたくなかった(中学にいい思い出がない)けど、どうしようかなと迷ってはいた。

このもつ鍋の宴が楽しすぎたので、スムーズにメールできた。

声かけてくれた子は好きなので、今度会いたいとメールした。

メールする勇気を出すときにSさんがいてくれたこと、感謝している。

部屋の更新と、前の奥さんと

「獣になれない私たち」を見てたら、部屋の更新のタイミングで結婚する、しないのエピソードが出てきて、Sさんと観ながら妙な感じになってしまった…

 

というのも、私はもうすぐ部屋の更新があるが、このタイミングで同居はしないことになっている。私もこの町が好きだからあと2年住んでもよいと思っていて(強がりでなく)、週3日は通ってくれているし、共働きが会うにはちょうどいい感じでもあるので、焦ってはいない。

「次。次はもう一緒だからね」とは言ってくれたけど。。。

 

今日も子どもに久々に会う日とかで、別々に過ごした。

 

夜、いつも通りに電話で話した。

「今日、衝撃のニュースがあってさあ」と切り出された。元奥さんに男ができたのではないかということをちらと話されたことがあったので、そんな話かと思っていたら、乳がんが見つかって近々検査入院するという。いつもに増して饒舌なSさん、思いの複雑さが伝わってくる。

 

私は自分の感情が分からない。ただ、少なくとも、「一刻も早く一緒に住みたい、結婚したい」と思っていない自分の状態(今んとこは、だけど、一応働いている、家賃も払って自立できてる。そして彼がいないとダメ、ではない。いないと寂しいけど会うまで我慢できる)でよかったと思った。というか、リアルに乳がん、怖いという思いのが強い。

 

曲がりなりにも十何年も過ごして子どももいる関係の人ががんと知って、心穏やかではないだろう。子どもだって、今日、父親に打ち明けるの、しんどい思いだったろう。

 

私は静かに見守るしかできない。見守らなくてはと思う。

この世界の片隅で

原作ファンからしたらおこがましいけど、拝借。素敵な台詞だと思う。

「ありがとう、この世界の片隅で、うちを見つけてくれて」

 

Sさんも私もなんだか仕事がうまくいっていない。さえないけど、週末でささやかな楽しみ、喜びを見出す日々。

 

土曜、Sさんは別れた子どもと昼ごはんを食べてから来るというので、私はゆっくり部屋掃除。

4時前に近くの駅で会って、久々に涼しかったのでうちのへんまで2駅分、散歩した。

Sさんがぽつぽつ話してくれた。子どもさんと回転寿司を食べて、本屋やコンビニに寄ったりして、楽しく過ごせた。けど、いつもバイバイと別れて、後姿を見送ったときに、涙が出るという。そして、本人たちの話から察するに、相手(元妻)に新しい相手ができたのではないかと。

相手に新しい相手が、と考えたときの気持ちは想像できなくもない。だけど、離婚して親権を失った親が、子どもは今は会ってくれるけど、成長するにつれて距離がだんだん遠のいていく、新しいお父さんもできるかもしれない。そう思い至ったときの悲しみを、私は想像できない。

想像できないけど、その喪失感は相当なものだと思う。

 

二人で公園のベンチに座って、バドミントンやサッカーに興じる親子を眺めた。

そのあと、私の近所の小料理屋で、誕生日会と称して奢ってくれた。入店したら、ちょうど金足農業の吉田君がインタビューを受けていて、マスターが「逆転サヨナラ2ランスクイズでしたよ」と教えてくれた。100回記念大会、準々決勝、金足農業VS近江。これで打ち解けて、常連さんとも話せて、お刺身も日本酒も美味しくて、とても楽しく過ごした。

 

日曜、そうめんとトマト卵炒め、サバマヨネーズ、ちゃんと一緒に作って食べた。都内に出てコンパクトカメラを買って、歌舞伎座勝鬨橋まで歩いて夕焼けを見た。

築地はそろそろ移転なのかなあ、寂しくなって写真を撮った。

 

銀座ライオン系列の割引券があったので、銀座ライオン本店に行ったら、ちょっと思ったより高くて、新橋まで歩いた。2人で2回行った店で、美味しいね、美味しいねとハッピーアワーのセットとビールで食べた。駅のホームまで見送ってくれた。

そういえば新橋で会ったんだった。

新橋で見つけてくれて、一緒にご飯食べてくれて

ありがとう。

 

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夏の一日

高校時代の友達が演劇をやっていて、1~2年にいっぺん程度、案内をもらうと観に行っていた。

久々にお誘いメールが来ていたけど、週末はSさんと過ごしたいので今回はやめようとした。

 

けど、もしかと思ってSさんにその話をしてみたら、一緒に行ってもいいよと言う。なので、縁もゆかりもない街の駅から15分歩いて、観てきた。

 

彼女はずっと演劇少女で、高校のとき第三舞台の戯曲集を貸してくれたりして、演劇好きなんだなとは思ってたけど、アルバイトを続けながらずーっとずーっと好きな演劇に打ち込んでいる。真の「ぶれない人」だ。

 

彼女、スポットライトを浴びて、若い舞台女優さんたちと一緒に体を張って笑って、叫んで、泣いて、拍手を浴びていた。後ろから二番目のはじで観ていた私たちも拍手した。ロビーで差し入れを渡したら、Sさんが二人の写真を撮ってくれた。後で見たら、年相応だけど27年後のクラスメート二人が笑顔で写っていた。

 

彼女は夜公演もあるので歓談そこそこに再会呑みを約束して別れ、駅のマックでSさんとコーラとコーヒーのSを飲んでから、Sさんの仲良し親戚夫婦と、先方の地元の居酒屋で初対面した。

 

その夫婦さんはニュースにもなった大変な事故(人災)でお子さんを亡くしていた。特に奥さんが落ち込んでいると聞いて、どんな顔で会えばいいか、正直及び腰になっていた。かける言葉は見つからないし、見ず知らずの私ができることは、気分転換のこういう場に出ていくか、話を聞くしかできることはないと思った。

 

和やかに、楽しくお酒を飲んだ。私もSさんもバツイチで、と初めましての挨拶をして、お互いに笑って。とても素敵な二人で、話してて楽しかった。

 

3時間ぐらい経った頃、何かの話で奥さんが涙ぐみだし、私もつられて涙ぐんだけど、お刺身わしわし食べて、日本酒飲んで、最後は笑って改札で、こっちもまた呑みましょうと、再会を約束してお別れした。

 

Sさんとうちに帰って、ラーメン屋寄る、寄らないでもめて、セブンイレブンで冷凍ラーメンを買ってうちで食べた。Sさんは納豆キムチを自作してラーメンに入れていた。

 

高校のとき、離婚のとき、いろいろ、先が見えなくて泣きたくてイライラ、カリカリしてた時間がずっとあって、その延長上、今日の一日のような、いろいろな縁で会って、笑って、また呑みましょうと言って別れる。過去のことは話したり、話さなかったり、話せるようになったら話したり、話さなくてもよかったり。相手もそうだと、想像できたり。

大人になるのは悪くなかった。自分のとげとげが取れて、今が一番楽しい。